和鍼からの提言3~アトピー性皮膚炎編(③養生の大切さ)

大阪本町にある東洋医学和鍼治療院

東洋医学和鍼治療院のご予約、お問合せは06-6534-3335サイト作成日:2007-08-30
サイト更新日:2008-10-17

和鍼からの提言 アトピー性皮膚炎編

③養生の大切さ


症状を改善していくのに必要なことが二つあります。ひとつは治療、もうひとつは養生です。この二つをきっちりと続けることが大切です。治療と養生の関係は車の前輪と後輪の関係のようなものですから、どちらが欠けてもなかなかアトピーの改善は難しいと思います。 例え話を一つ。ゆるやかな坂の下に大きな石があります。この石を坂の上まで転がして行きたいのですが、重くて簡単にはビクともしません。そこである人に力を借りて二人で押すことになりました。すると先ほどまで微動だにしなかった石がゴロゴロと動き出しました。一旦動き出した石は一人でもなんとか押せました。これは慣性の法則を現しています。静止しているものは力を加えない限り、静止し続けます。動いているものは抵抗が無い限り動き続けます。石を転がすまでが一番大変なのです。長い年月アトピーでお悩みの方は、その状態で身体が長期間停滞している訳です。慣性の法則が働いていますから、いったん身体に衝撃を与えて変化を起させなければなりません。これにあたるのが鍼灸治療です。治療によって改善へと動き出した身体も、時間が経てば足踏みを始めます。それは石のたとえで言えば、坂道の抵抗にあたります。再び停滞期間に陥りやすいのです。そこで定期的に治療を続けることで停滞期間を少なくし、養生を心がけてもらうことで後退や停滞をなくし、回復のスピードを上げていくのです。
次回の提言では、養生の内容についてお話します。